私は、小学校３年の時に、網膜色素変性症と言う目の病気だと診断されました。
　この病気は、夜は見えにくく、視野が欠け、最後には、見えなくなると言われています。私の今の目の状態は、両目とも視力が、0.04で、視野も半分以上欠け、近くのものを見るときは、ルーペや拡大読書機という補助具を使い、遠くはあまり見えません。
　この病気になって一番困ったことは、黒板や教科書の文字が見えなくて、勉強ができなかったことです。
　中学校の時、黒板の字が見えなくて、ノートもとれず、毎日先生の授業を聞くだけでした。今思うと、とってももったいない時間を過ごしていたと思います。そのため、成績は悪く最後から数えたほうがはやかったと思います。
　また、一見視覚に障害があるとはわかりにくいため、誤解されることにも困りました。たとえば、買い物に行って場所を聞いた時、「あっちです。」「こっちです。」「そっちです。」と手で指示されてもどこだか場所がわからないことです。
　私には、将来鍼灸師になりたいという目標があります。そのために、中学校３年から盲学校に転校しました。転校してからは、今までの遅れていた分の勉強を一生懸命頑張りました。
　そして、高校に入学してからは、大学進学を決め、今年は受験があります。盲学校に入学して毎日が充実しています。
　今の自分が、こんなに充実してるのは、盲学校に転校を進め、大学に行ったらとアドバイスをくれたお母さんのおかげだと思います。
　また、盲学校の先生方が、自分が生活しやすいようにと補助具の使い方やいろいろな制度について、ていねいに教えてくれたからです。
　最後にとっても知ってほしいことがあります。目に障害があるのは、決して全盲だけではありません。弱視と言って、見た目だけではわかりにくい人はたくさんいます。弱視は、見えていないわけではないので、障害者手帳をもてない人もいるし、手帳を持っていても級によって受けられる制度が全然違います。それを少しでもいいから変えていってほしいです。

「僕のピアノコンチェルト」/2006年作　スイス映画

高いIQを持ち、天才的にピアノを弾く天才少年ヴィトス。
周りの期待と、自分の未来への不安・重圧、苦悩。
そして、「子供らしさ」の反発・反抗心。
そんなヴィトスの唯一の理解者は、祖父だけ。
飛び級で12歳にして高校生になり、生意気な態度を取ったり、周囲にも馴染めず浮いた存在で、「子供らしさ」と「早熟さ」の両方がある。
そんなある日、事故が…。

事故の後遺症で、「天才」が普通の少年になってしまう。
普通になったヴィトスの心の拠り所は祖父だった。
ヴィトスの未来へは、何処へ向かうのか。
年齢でも、才能でもなく、道を開くのは自分自身。
映画の内容は、素晴らしいですし、ヴィトス役の子が弾くピアノも天才的。
それもそのはず、15歳でプロのピアニストとしてデビューしています。

★渡久地 優子{進行性骨化性線維異形成症（FOP）}★
・・・カラーセラピーやパワーストーンも好きで、時々、ネットで見てます。

公共施設や大型店舗、スーパーは、バリアフリー化が進んでいますが、車椅子で行くには厳しいと思える場所が、まだ多く有ります。
便利だからと大型店舗に行き、その中にあるレストランに行く事が多くなります。
それでも、色々な店に行き、色んな食事を楽しみたいと思います。

今回は、大型店舗サンエーにある「和風亭」と「かつ乃屋」を紹介。
大型店内、大型店外にある和風亭は、車椅子でもスムーズに入れ、座卓のある店も有るので、お年寄りや子連れでも安心です。
車椅子用トイレ内も、余裕のある広さです。
具志川と那覇の大型店内にある「かつ乃屋」も、車椅子でスムーズに入れますし、雰囲気も落ち着いていました。

障害があっても、楽しみを増やしたいですね。

★渡久地 優子さん（進行性骨化性線維異形症（ＦＯＰ）