難病医療の進歩により、難病の多くが慢性疾病化し、その状態像を大きく変えている一方で、依然として従来からの「難病」のイメージによる誤解もまだ残っています。「難病では働けない。働かせることはできない」との思い込みによって、そんなつもりはなくても、職場などで、難病のある人たちが孤立無援な気持ちになってしまうこともあります。 体調管理と両立して職業人として活躍していくために、多くの難病のある人たちが経験している困りごとはどのようなものか、どのような雇用管理や地域支援が必要なのか。難病のある人数千名の就労実態に関する調査結果等から、難病就労支援のポイントが明らかになっています。 |
難病は重症の疾病で就労は難しい? |
医療の進歩により、多くの難病は慢性疾病化している 「難病」というと「寝たきり」「働けない」と思われてしまうこともありますが、難病医療の近年の進歩は著しく、実際には、難病の慢性疾病化が急速に進んでいます。多様な症状のある疾病の治療を続けながら職業生活を含む普通の日常生活を送ることができる人が増えています。 |
難病のある人で働いてる人はほとんどいない? |
治療との両立を課題としつつ、半数近くが仕事に就いている |
「難病」で仕事が困難なのは当たり前で、仕方がない? |
必要な配慮を行うことによって、治療と就労の両立は可能になっている |
難病のある人の雇用や配慮は事業主の負担が大きい? |
通院や休憩等への常識的な理解・配慮がポイント |
就労支援は、労働関係機関だけが行うもの? |
治療と就労の両立を地域の関係機関が連携して支えることが重要 |
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