※このページの内容は各医療機器の安全稼働を確保したものではありません。そのため、購入や管理はあくまで自己の責任で行っていただきますようお願いします。また、アンビシャスから特定の機種の購入を勧めているものでもありませんのでご了承ください。
EcoFlow(エコフロー)は2017年に中国で設立されたブランドで現在中国・アメリカ・香港・日本を拠点に活動しています。
革新的な技術が搭載されたポータブル電源は日本でも人気が高く、厳しい日本の基準をクリアできる商品づくりに取り組んでいます。
2019年にはEcoFlow ジャパンも設立され、日本語によるアフターサービスの対応も開始しています。
今回レビューしたRIVER Maxは同社が開発したEFDELTA同様の急速充電に加え、用途に応じたカスタマイズが可能という特徴がある機種となっています。
サイズや値段
サイズや重さは以下の通りです。
●大きさ:幅288㎜×奥行185mm×高さ253㎜
●重さ:7.7kg
RIVER Maxの一番の特徴は、状況に応じてバッテリー容量の変更が可能な点です。
元々の状態でも使用することができますが、ちょっとした外出時や重たくて持ち運びが大変な場合などは、エクストラバッテリーを取り外して使用することができます。
なお、バッテリーを外した場合のサイズや重さは以下の通りとなっております。
※エクストラバッテリーを外した場合
●大きさ:幅288㎜×奥行185mm×高さ194㎜
●重さ:5kg
ただし、バッテリーの取り外しにはプラスドライバーが必要です。
また、災害時にはできるだけ大きな容量が必要になることが多いので普段は外さないで保管しておいたほうがいいかもしれません。
また、もう一つの特徴として、「X-Boostテクノロジー」があります。
この機能を使用することで最大で1,200Wの電力が必要な機器であっても使用することが可能になります。
注意点として、この機能を使用するためにスマホとの連携が必要な点、そして必要電力が多い電化製品を使用するとことでバッテリー消費が多くなることがあげられます。
しかし、使用できる電化製品の選択肢が広がるため、災害時に役立つ機能です。
取っ手部分は固定で折りたたむことができませんが、上面が少しくぼんでいますので、小物置きのように使うことができますまた、底面には四隅にゴムパッドが装着されていますので安定性も問題有りません。
また、排気口が側面に配置されているため、壁にくっつけて使用することが可能です。
使用時には少しだけファンの音がしますが、ほとんど気にならないレベルです。
付属品はACアダプター、シガーソケット用充電器、ソーラーパネル用ケーブル、DC5521-DC5525ケーブル、分解時に使用するドライバー等となっています。
値段はメーカー小売価格で63,800円(2021年9月24日現在)となっています。同じ程度の出力の他の機種よりややお得な値段です。
出力(他の機器への充電能力)について
(正面:Type-Cポート、USBポート、シガーソケット、DCポート)
※画像クリックで拡大
(側面:ACコンセント)
RIVER Maxは5WAY出力方式で、多くの機種を同時に充電することができます。
具体的には①ACコンセント(×3),②Type-Cポート(×1)、③USBポート(×3)、④シガーソケット(×1)、⑤DCポート(×2)です。
Type-Cポートを使用したスマホなどの急速充電は、非常時に便利かもしれません。
それぞれのポートは、前面と側面の2面に配置されています。
前面側に主電源ボタンがあり、ONにしたあとにそれぞれのポートごとに決められたスイッチを押すことで使用が可能になります。
出力電力も通常時600W、最大12 00Wとなっています。「X-Boostテクノロジー」(要スマホ連携)を使用することで、通常時1,200Wの電化製品も使用できます。
ただし、事前に使用可能かチェックしておくと安心かもしれません。
使用中はディスプレイに消費電力(画面右下)が表示されます。
また、使用電力に応じてあと残り使用時間の目安(画面では残り時間14時間)も表示されます。
あとどれくらい使えるか時間で表示されるのは、次の電源の準備などに参考になるため便利です。
もちろん、RIVER MaxのAC出力は正弦波になっています。
精密機械は正弦波の電源しか使えないことが多いので、インバーターがいらない機種は非常時には便利ですね。
入力(ポータブル充電器への充電能力)について
RIVER Maxは3WAY充電式となっています。
具体的には①ACアダプター(コンセント)充電、②シガーソケット充電、③ソーラーパネル充電です。
ソーラーパネルについては、コードは付属していますがパネルは別売りです。
ちなみにアンビシャスではソーラーパネルも準備しますので、レンタルされる際はぜひソーラパネルもお試しください。
充電方法はそれぞれのコードをINPUT端子に差し込むだけになっています。
はそれぞれの充電の端子が独立している形状になっています。
充電時は液晶画面のINPUT欄に数字が表示されます。この数字が充電速度だとイメージしてもらってかまいません。
なお、実際にACアダプターで充電してみると462Wと表示されました。
左側には充電に必要な残り時間が表示されています。画像では1時間で充電が完了する予定です。
RIVER Maxは同社が開発したEFDELTA同様、充電機能がとても高く、急速充電が可能な技術で特許ももっています。
他の機種が8~12時間ほどかかる充電はなんと2時間弱で済んでしまいます。
また、最初の1時間で80%が充電できるため、メンテナンスにも便利です。
特に災害時はポータブル電源をどのように充電するかがとても重要になります。
避難所などで充電することなどを考えると短時間で充電できる機能はとても役に立ちますね。